ベトナムのお正月(三が日)

ベトナムのお正月(三が日)

日本と違って旧暦ですが、ベトナムにもお正月の文化があります。
ベトナム語でお正月は”” TET:テト と言います。

以前にもこちらの記事でも年末年始の習慣や文化について紹介していますが、
この記事では元旦から3日間について、より詳しく紹介していきます。

テトはベトナム人にとっても重要な祝日です。
一年間、一緒懸命仕事をしてきたことと、
新たな1年の繁栄を祈ってお祝いします。

余談ですが、ベトナム東部の文化では、大晦日もとても重要な日です。
ベトナム人はお花や食べ物、服などを大晦日にいっぱい買い物をしたり、
気持ち的にはお正月の始まりとなっています。

それだけベトナム人にとってテトの三日間は重要とされています。

実際のリアルな三日間をご紹介します。

【一日目(元旦)】

この日は1年の始まりの日で、とても重要な日となっています。
重要な日だからかこそ、祖父母・両親・子ども・孫、
家族みんなで集まりテトをお祝いします。

その際に祖父母や両親は、
子どもたちがよく食べ・よく学び・素直に幸せに育つよう願い、
子どもや孫にお年玉をプレゼントします。

そして渡した後も、楽しい食事は続きます。
この習慣が家族にとっての幸運であることを意味し、
大切な文化になっています。

【二日目】

親戚や近所の家に行って、テトをお祝いします。

みんなでお茶やお酒を飲んだり、キャンディーなど甘いものも食べながら、
昨年はこんな事をした・今年はこんな年にしたいなどを楽しくお話します。

【三日目】

神社に行って新年の希望や願い、幸運をお祈りします。

そして学生にとっては、
先生に日頃の感謝を伝える日でもあるので、
先生の家に行ってお祝いをする時もあります。

また先生の家にいる行くのは、先生へ感謝を伝えるだけでなく、
友だちと一緒に新年のお祝いや今年の幸せを一緒に祈る機会でもあります。

その流れで、友だちの家に遊びに行き、
一緒に新年のパーティーをする時もあります。

【さいごに】

テトはベトナム人にとって、
家族や親戚、先生や友だちと再会する
1年でも最も重要なタイミングです。

ベトナムに家族がいて、普段は海外で生活しているベトナム人にとっては
テトはとても待ち遠しい時期でもあります。

家族や身近にいる人を大切にする良い文化ですね♪

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