ベトナムの5月5日

ベトナムの5月5日

日本では5月5日といえば子どもの日ですね。
ベトナムでも5月5日は『端午の節句』です。
さらになんと『殺虫の日』とも呼ばれています。

今回はHaoHaoがベトナムの5月5日を紹介します!

端午の節句

ベトナムでは毎年旧暦の5月5日を子どもの日(端午の節句)としています。
端午の節句の文化は、中国から伝わってきました
『子どもたちが、元気に健康で過ごし、様々な知識を身につけて育ってほしい』という願いを込めて、親は自宅を装飾しご馳走を用意してお祝いをします。

端午の節句の食べ物

日本では柏餅やちまきを食べますよね。

ベトナムでは各地域で異なりますが、主に『バインセオ』『果物』『黒米』を食べます。
バインセオについてはhttp://haohao-tokyo.com/2021/03/08/banh-xeo/で紹介しているので、ぜひご覧くださいね。

最近のハノイや北部地方では、料理に餅米酒や黒米が欠かせない存在となっています。

また、ベトナムの言い伝えによると、人の消火器系には有害な寄生虫がいるとされています。
腹部の奥深くにいるため日頃は退治することはできませんが、酸味のある果物を食べたり餅米酒を飲むことで退治できると考えられています。

餅米酒は主に餅米を発酵させてできたお酒で、起床後すぐ飲むのが効果的とされています。

殺虫の日

ベトナムでは5月5日は端午の節句でもありますが、同時に殺虫の日とも言われています。
なんで殺虫の日なのか、起源を紹介しますね。

★殺虫の日の起源

ベトナムでは収穫の翌日にお祝いをする習慣がありますが、収穫した食べ物が害虫に食べられてしまうという悩みがありました。

この問題をどう解決すれば良いか考えていると突然、自分のことをドイチゥアンと名乗る老人が現れました。
彼は、農家の人たちの自宅に簡易的な祭壇を設置し、バインセオと果物を供えました。

その後、自宅の前で踊るように指示し、農家の人たちは言われた通り踊ってみました。
するとなんと悩んでいた害虫はいなくなりました。

みんな彼に感謝を伝えたかったのですが、

「毎年この日に同じように踊りなさい」と言い残して、彼はどこかへ姿を消してしまいました。

その出来事が旧暦の5月5日だったので、この日は殺虫の日と呼ばれるようになりました。

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