農産物を救う活動

農産物を救う活動

2021年の旧正月に、ベトナムでは新型コロナウィルスの感染が急速に拡大し、都市全体を封鎖しました。

封鎖をしてからは、21日間家を出ることができなくなります。
(緊急時や政府の指示があった場合を除く)お店は閉まっていて、街は静かです

店に集まってはいけないのはもちろん 、10人以上で会うのも禁止されています。

街が封鎖されているためトラックが外に出ることができず、結果的に農産物が生産地に残り出荷できない状況で、ベトナムだけではなく、それらを待っている他国の人も困っています。

そのような状況で政府はベトナム国民全体に、県や市が封鎖されても、農産物をできるだけ消費するよう呼びかけました。

また、市場やスーパーに行って食料を購入したりすることはできませんが、政府から配られたカードに必要なものを記入すると日常生活に必要なものや食材を運んでくれます。
そのカードに農産物を多く書いて農家を助けようとする国民もいます。

こうして困難な状況に直面しても、地方の経済への影響を少しでも緩和させようと、農家を支援する動きが出て来ました。

農産物を輸送する運転手のコロナ検査は優先的に行い、問題がなければ、街が封鎖されていても農産物の流通を止めないよう努力しています。

一部の地域では、トマトは約10円で1kg、キャベツは1つ約15円で販売していたり。
別の場所では『野菜は自由に取ってOK&お支払いは購入者にお任せ!』など、農家を助けるための工夫が見られます。

このように大変な状況下でも、農家の方々のために考えて動くことができるベトナムの国民性や、思いやりの強さが素晴らしいですね。

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