山岳地帯に住む子どもたちの学業や職業格差

山岳地帯に住む子どもたちの学業や職業格差

ベトナムの面積は3/4が丘陵と山岳地帯です。
学生は険しく曲がりくねった道のりを歩いて通学しなくてはならないため大変です。
人口もまばらで交通機関も充分ではなく、土地開発もできていないため、生活する上での不便さがあります。

インフラストラクチャー問題

天候がどんな状態であれ、子どもたちは毎日5〜7km歩いて学校に行かなければなりません。
教室は狭くて、学用品も充分ではないため、生徒も教師も頭を抱えています。

そんな厳しい環境にも関わらず、山岳地帯に住む子どもたちは全員が毎日学校に通っています。

その素晴らしい結果は教師の努力の結果でもあります。毎年都心部の教師も出張で応援に駆けつけています。

経済問題

山岳地域に住んでいる人の主な職業は農産物を育てることです。
農産物を育てることは自分たちが生きていくためにも必要ですが、ベトナムや他国でも出荷を待っている人が沢山いるので、経済を支える上で重要な仕事です。
ただ、現地の人々は経済的な困難さや知識不足により、特に大家族は子どもを学校に行かせてあげることすらままならない状況です。

食べ物や飲み物のことを心配しながらのため、勉強や仕事のことを考える余裕が無いこともあります。

そんな中でも、子どもたちは一生懸命勉強することが、『やがて自分と家族を貧困から救い、地元の繁栄に繋がる』と知っているので、毎日頑張って学校に通っています。

毎年、ベトナム政府の施策や全国の慈善家によるボランティアにより、道路整備・学校の建設・学校の修理など子どもたちのために良い環境が作られています。
日本と比べると満足のいく数字ではありませんが、2019年にはベトナム人の職業従事率は95,8%まで上がってきました。

将来的には子どもたち全員が学校でしっかり勉強できて、歩きやすく整備された道を歩いて通学ができ、幸せな生活ができるよう、日々奮闘中です。

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